人前で話すのが苦手を克服する方法
あなたらしく自己紹介
新しい出会いに期待がふくらむ一方、人前で話すのが苦手で気が重たいという人も。
そんなあなたにコミュ二ケーションの入り口でもある
自己紹介の仕方について考えて見ませんか?
あなたを最後まで守ってくれるのは伝え方。
同じ大学卒業で、
同じ勉強してきた人なのに、就職試験に受かる人と落ちる人がいるのはなぜでしょう?
同じだけ学費を払い、同じだけ教室にいたのに、その理由は明快です。
その本人がどう伝えたかの違いです。
資格を取得する方がふえた人も多いと思います。
資格は確かに、目に見える武器として役立つものです。
でも、それが全てとは思わないでほしいです。
数々の資格を持っているのに、
なぜ就職が決まらない人がいるのか?昇進しない人がいるのか?
それは、資格以上に、会社にとって大事に思う何かがあったということです。
思わず人は目に見える資格ばかりを磨きたがりますが、それは10%でしかありません。
のこりの90%は、あなた自身を魅力的に伝えられる、伝え方やコトバです。
それは、見せかけることとは違います。
伝え方やコトバの技術を持っている人は、働いていても成果が出せます。
人は目に見えるものばかり手をつけたがるから、どうしても資格ばかり気がいってしまう
ですが、どちらかというと、伝え方のほうこそ差がつきます。
しかも、資格は
多くの人がそれなりに持っているのに対し、伝え方は学んだことがない人がほとんど。
勝負はほぼ伝え方やコトバで決まると思っていいでしょう。
第一印象は見た目が大事
初対面の相手から受ける印象の55%は、
目から入る情報によって決まるという説があります。
自己紹介というと、話す内容にばかり気がいってしまいがちですが
表情や目線、姿勢やしぐさも、しぐさも、相手に与える印象を左右します。
話を組み立てる時は、どんな集まりなのか、
自己紹介を通じて何を期待するのか、目的を考えるといいでしょう。
例えば新しい職場なら
「名前と顔を早く覚えてもらうこと」が仕事を円滑に進めていく上でも大切になりますよね。
関心をもってもらい、質問してもらいやすい話をするなど、工夫してみましょう。
もし本番で、
準備していた内容をうまく話せなくても「失敗してしまった」と気落ちすることはありません。
失敗したかどうかは、聞き手には分かりません。
慌てて席に戻るのではなく。
「以上、〇〇でした。ありがとうございました」と名前を名乗り、堂々と話しを進めてください。
表情・声の高さ・目線は
口角を上げて、明るい表情で話しましょう。
開始前の準備運動として、口を大きく開けて「あいうえお」と発声してください。
声を出せない場合は、口を動かすだけでも結構です。
頬の筋肉が動き、口角が上がりやすくなります。
日頃から大きな口を開けて話すよう心掛けておくと効果的です。
声の高さは普段の会話より、少し高めを意識するといいでしょう。
始める前に深呼吸すると緊張も和らぎます。
第一声は明るく元気よく。
目線は全員を満遍なくみるようにします。
もし開いていない人がいても、気にし過ぎないようにしましょう。
第一印象は見た目が大事
サンドイッチ法とは、あいさつで始まり、あいさつで終わる話し方です。
多少、内容がまとまっていなくても、
あいさつで締めることで、全体としてスッキリした印象を聞き手に与えることができます。
①「こんにちは」「初めまして」
あいさつで聞き手の注意をこちらに向けます。
あいさつの後は、聞き手を見渡してアイコンタクトを取ります。
②名前は必ずフルネームではっきりと。
③内容に入る前に一呼吸おきます。
少し間をとることで、聞き手を惹きつける効果が。
④「以上、〇〇〇でした」もう一度名前を言うことで、全体が引き締まります。
最後に名字でけでもいいでしょう。
⑤「ありがとうございました」
「よろしくお願いいたします」
感謝の気持ちをこめて。
「素の自分」を知ってもらう
自己紹介というと他の人より、勝っていることや、周りとは違うことを
いわなければいけない思ってしまいがちですが、そんなことはありません。
少しだけ興味のある事柄や
「毎朝ジョキングしています」などちょっとした習慣でも十分です。
意外な一面を紹介する手もあります。
「キャシャに見えても実は力持ちなんです」とか。
もし、長所や趣味、話す話題が思い浮かばなければ、
家族や友人に自身のことについて聞いてみましょう。
自分では短所と思っても、人から見たら長所の場合があるかもしれません。
「これは短所かもしれないないけれど、
裏を返せば・・・・長所かなと思って頑張っています」でもよいでしょう。
大切なのは「以上」でも「以下」でもない、素の自分を知ってもらうことです。
良く見せようとして最初に無理をすると、その後の人間関係がうまく続きません。
逆に、自身を卑下することもありません。
心を開いてありのままのあなたを紹介してください。
自慢話にならないために
努力して得た実績や体験があっても、
自慢話に受け取られたらと思うと話しにくいですよね。
そういう場合は、体験を通じて「学んだこと」までを話すとよいでしょう。
例えば「以前の部署で、営業成績1位を獲得することができました」と
成功体験だけで終わるのではなく、
「同僚の方のサポートなしでは成し遂げられませんでした。
この経験から私は、仕事をする上でチームワークを重視しています」など。
上手にあなたの魅力をアピールしてください。
緊張し過ぎないコツ
どんな人でも全く緊張しないというのは無理でしょう。
それに、人の前で話すのですから、ある程度は緊張感をもっている方がいいと思います。
その上で、緊張し過ぎないポイントは
①良く見せようとしない。
②準備をしっかりする。
③あえて「緊張しています」と言ってしまうことです。
頭が真っ白になってしまうのが心配でも、
原稿を持って前に出ることはあまりお勧めできません。
聞き手とアイコンタクトが取れませんし、
原稿から少し目を離すと、
読んでいた箇所が分からなくなってしまい、かえって慌ててしまいます。
何も持たないのが不安なら要点を短くまとめた手の平に収まる「準備メモ」を作成しましょう。
聞き方も大切
話し手が話しやすくなるのも聞き手の姿勢次第。
話し手の目を見たり、うなずいたりして、
話しやすい雰囲気を作っておくと、あなたの話しもよく聞いてもらえます。