新生活の第一歩
込めた「念い」が相手の心に響く
桜前線が列島を北上し、各地の開花ニュースも華やいできた。
長い冬も終わりに近づき、いよいよ桜花爛漫の春到来だ。
3、4月は旅立ちの季節でもある。
ここ数年、進学、就職、転勤、結婚などで、
国内の市区町村間を移動する日本人は年間ほぼ500万人に上る。
出会い
そこには、生命と生命の触れ合いがある。
魂と魂の啓発がある。
人は出会いの中で
新しい自分を発見し、磨かれる。
善き出会いは、
より善く生きるための相互作用だ。
自分の小さな殻を破り
他者と共に、他者のために。
交流の中でこそ成長できる。境涯も変えられる。
「一流」と「有名」は違う。
名声を目的とする人はすぐに結果を欲しがり、衰えも早い。
一方、一流の人は謙虚さと求道心にあふれ、その仕事は時代を超えて残る。
悩みを話し、悩みを聴いて身近な人とたすけ合いを
ささいなことが気になり、くよくよ思い悩んでしまうことはありませんか?家族のこと、
職場での人間関係、人からどう見られているかなど、悩みが尽きなくありませんか?
そんな若者の悩み解消方法は、胸の内に溜め込まず、打ち明けること、
「話すことは放すこと」と言われるように、人に話して悩み事を放すことで、
心が軽くなるそうです。
一方、悩みを相談される側も
「聞いてくれてありがとう」とお礼を言われれば、悪い気はしません。
その若者も、よく友人の相談に乗っているようです。
そんなときは、助言するだけでなく、あとからそっと、悩み事が解決するようにと
神様にお願いしているようです。
少し勇気を出して、誰かと悩みを分かち合えたなら、つらさは半分になるでしょう。
また、誰かの悩みに耳を傾ければ、心のつらさを和らげることにつながります。
そんなさりげない”互いたすけ合い”をまずは身近な人間関係の中で培っていきたいものです。
会話が弾む話し方
誰とでも盛り上がる会話ができるようになれば、
仕事もプライベートも、より充実していくことは間違いありません。
会話が弾む話し方を習得する上で、まず確認したいことがあります。
それは、会話で伝え合っているのは「気持ち」という点です。
つまり、会話とは「言葉のキャッチボール」ではなく「気持ちのキャッチボール」です。
気持ちを伝え合う時に重要になってくるのが「自分をオープンにする」という点です。
まず、自分から心を開いて接していけば、
相手も少しずつ心を開いてくれるようになっていきます。といっても、
プライベートなことをいきなり全部オープンにするのではなく少しずつでOKです。
「うまくしゃべれないといけない」「次に何を話せばいいか」などと
肩肘を張らず、自分らしい「会話の達人」を目指してみてはいかがですか?
人の前で話す「プレゼンテーション」。
伝えたいことをどうちゃんと伝えようかと考えますよね。
それって、ビジネス以外でもよくあること。
実は、世の中は「プレゼン」だらけなんです。
例えば、喫茶店でコーヒーを頼むことだって、シンプルですが、一つの「プレゼン」です。
病院の診察で医師に自分の状況を伝えるのも「プレゼン」。
短い時間で「どこが痛いのか」「いつから痛いのか」など、
的確に症状を伝えなくてはなりません。
うまく説明できないと、医師も困ってしまいますよね。
今、ビジネスに限らず、
伝えたいことをちゃんと伝えれていない場面が、すごく多いような気がします。
それで物事が滞る。
それは、喫茶店なら、注文していないのに「水しか出てこない」と嘆いているようなもの。
コミュ二ケーションを取ることは、全てプレゼンです。
コミュ二ケーション力が高い人というのは、
自分の言いたいことがしっかりとイメージできている人なんです。
温かな声掛けが新生活の第一歩。
引越しの手続きや片づけが慌ただしい一方で、故郷を離れ、不慣れな土地での
暮らしに不安や心細さを感じる人も多いことだろう。
転入・転出のあなたにぜひとも温かな励ましの言葉を掛けていきたい。
新たな生活の場では、多くの初対面の人と顔を合わせる。
初めは気恥ずかしく、話す言葉が見つからない場合もある。
新しい場所で信頼され、活躍していくのに大切なことは、まず、あいさつであろう。
あいさつは「先手必笑」。
挨拶の「挨」は心を開く、「拶」は相手に近づく、との意味があるという。
心を開くあいさつのコツは自分から「先に」「笑顔で」がポイントである。
自らが心を開くことで、相手もそれに応えてくれるのではないでしょうか?
天気ネタで一歩踏み込む
さわやかなあいさつの後は、きょうの天気やカレンダーにまつわる
「一言」を付け加えるとより親しみが生まれ、会話がスタートするきっかけになります。
「おはよう ! 」の後に、「いい天気だね」などと、一歩踏み込んでいけば
「私はあなたとお話する気があるよ」というメッセージに。
「〇〇さん」と、相手の名前を入れるのも大事なコミュ二ケーションの一つです。
さらに、
ちょっとだけ自分をオープンにした会話ができれば、親しみはより大きくなるでしょう。
例えば「暖か過ぎて、布団を蹴飛ばしていたよ」とか。
人によっては、
少し恥ずかしい話題かも知れませんが、
相手を信頼しているからこそ話せるちょっとオープンな話しです。
「想像力を全開」
弾む会話をするためには、話が上手なだけではいけません。
話をしっかりと聞く姿勢がなければ、キャッチボールにはなりません。
相手の会話に対し、想像力や共感力を働かせることを意識しましょう。
例えば友人に
「親知らずを抜いたら、血が止まらなくて三日三晩本当に大変だったよ」と言われました。
あなたなら、どういう返答をしますか?
「へー」という返しだと、会話は全く盛り上がりません。
相手は、痛い思いや大変さを伝えたいと思って話しているのです。
こんな時は、自分がその立場に立ったことを想像してみます。
「痛かったでしょう」と返せば、
相手は、自分の気持ちを理解してくれたという気持ちになるはずです。
自分が経験したことがない話でも、想像力や共感力をめぐらせ
相手の立場になって反応すれば、その後の会話も必ず弾んでいきます。
上手な相づちを
想像力や共感力という点では、相づちの打ち方を意識することです。
話し掛けられたら、すぐに「相づち」を打つ。
これだけで、会話は膨らんでいきます。
その際、単調な「ええ」や「へー」という相づちではなく
「ええ♪」「へェー !」というように「♪」や「 ! 」といった気持ちを込めて相づちを打てば
目の前の人も、
「もっと聞いてもらいたい」と思いますし、話しやすい人だと思うはずです。
職場編
職場の中での人間関係で悩む人は、年々増えているように感じます。
特に、新社会人となって入社したものの、「上司とうまくしゃべれない」といった
会話の悩みもあるのではないでしょうか?
上司や部下など、世代や立場が違う人との会話が難しいと悩んでいませんか?
実際に、職場の人間関係で悩み、休業や退職をしてしまう人もいます。
難しいと感じる主な理由は
「互いに分かり合えないだろう」という気持ちがあるからです。
でも、年代や立場も違いますし、分かり合う必要は必ずしもありません。
相手の存在をそのまま受け止めようとすることのほうが大事です。
相手を否定せず、拒絶もせず、変えようとしない、
「ありのまま」を受け入れていれば、価値観の違う人とも、自然と会話が弾むはずです。
極端な例えですが、話す相手を上司ではなく「宇宙人」としましょう(笑い)。
もはや価値観の違いどころの騒ぎではありません。疑問だらけです。
「食事はするの?」「寝るの?」「服は着ないの?」・・・・。
外国の人と話す時も似たような感覚になると思いますが
違いを認めれば、新しい価値観に興味が生まれるはずです。
「私の星では岩石を食べます」なんて言われたら「岩石 !?」とびっくりするはずです。
間違っても平然と「ウナギの方がおいしいよ」なんて言う人はいないでしょう。
同じように上司と部下では、年代も環境も違います。
新しい価値観に出あった時、
受け止めるとこからスタートしていけば、どんな人とも楽しく会話ができる一歩になります。
自分の気持ちを少しずつオープンにし、打ち解けていけば仕事も円滑に進むはずです。
「スキル」は取りにいくもの。
転職したときに「与えられている仕事をやっていても成長しません。」
「こなすのがうまくなるだけ」です。
ビジネスマンにとって必要なスキルは、
自分が意識して、時間をつくって、学んでいかないと身につかない。
プレゼンのスキルもそうですが、「与えられるもの」ではなく「取りにいくもの」なんです。
自分が今いる会社の企業理念や、やろうとしていることに価値を見つけて「生きがい」や
やりたいことを会社がやろうとしていることに重ねる努力をしていく。
ちょっとでも、見つかればそこにやりがいが生まれるはず。
多くの経営者は、「プレゼン」で「本当にやりたいのかどうか」を見ています。
企業理念に立ち返ることで、プレゼンで伝えたい「念い」をはっきり強くすることができ
あなたらしく「強い念い」は必ず相手の心に響くのではないでしょうか?