飽きる

「何をしても続かない人」でした。


何をしても続かないあなたへ

決してあなたは悪くありません。

続かないのは、好きでないことや、好きになれそうになれないこと、興味がないことを選ばされているからです。

毎日時間が経つのが遅く感じて、腕時計やスマホの時計を何度も見たりしていませんか?

新たな視点で問題に向き合ってみませんか?

続かないことが悩みの種であるなら、解決への提案をしています。

泣く女性

✨🌸 #挑戦 #変化 #成功への一歩

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続かない原因

  1. 「生きる」目的が漠然としていませんか?
    • 具体的で測定可能な目標を設定しましょう。

      漠然とした目標ではモチベーションが続かないことがあります。
  2. 過度な一度の取り組みをしてしまっていませんか?
    • 過剰な努力や急激な変化は続かない原因になります。

      小さなステップから始め、徐々に目標を大きくしていくと効果的です。
  3. 興味がない活動を選択をしていませんか?
    • 自分の興味や好奇心に合った活動を見つけることが重要です。

      興味があれば続けやすくなります。
  4. 不適切な習慣や生活環境ではないでしょうか?
    • 習慣や生活環境が目標に対して優れていない場合、継続が難しくなります。

      生活環境を整え、良い習慣を身につけることが重要です。

泣き崩れる女性でした

その女性は
何をしても
続かない人でした。


田舎から大阪の大学に来て
部活やサークルに入るのは
良いのですが
すぐイヤになって
次々と所属を変えていくような
女性だったのです。


そんな彼女にも
やがて就職の時期がきました。


最初彼女は、
メーカー系の会社に就職します。


ところが仕事が長続きしません。


勤め始めて
3ヶ月もしないうちに上司と
衝突し、あっという間に
辞めてしまいました。


次に選んだ就職先は
運送の会社です。


しかし入ってみて
自分が予想していた
仕事とは違うという理由で
やはり半年ほどで
辞めてしまいました。


次に入った会社は
医療事務の仕事でした。


しかし、それも
「やはりこの仕事じゃない」
と言って辞めてしまいました。


そうしたことを
繰り返しているうち
いつしか彼女の履歴書には
入社と退社の経歴が
ズラッと並ぶようになっていました。


するとそういう
内容の履歴書では
正社員で雇ってもらえる会社が
なくなってきます。


ついに
彼女はどこへ行っても正社員として
採用してもらえなくなりました。


だからといって
生活のためには
働かないわけにはいきません。


田舎の両親は早く帰って来いと
言ってくれます。


しかし
負け犬のようで
田舎へは帰りたくはありません。


結局
彼女は人材派遣会社に登録しました。


ところが
どこの派遣先も勤まりません。


すぐに派遣先の社員さんと
トラブルを起こし
イヤなことがあれば
その仕事を辞めてしまうのです。


彼女の履歴書には
辞めた派遣先のリストが
長々と追加されていきました。


ある日のことです。


例によって
「自分には合わない」
などと言って派遣先を
辞めてしまった彼女に
新しい仕事先の紹介が届きました。


スーパーでレジを打つ仕事でした。


当時のレジスターは
今のように読み取り
センサーに商品をかざせば
値段が入力できる
レジスターではありません。


値段をいちいちキーボードに
打ち込まなくてはならず
多少はタイピングの訓練を
必要とする仕事でした。


ところが
勤めて1週間もするうち
彼女はレジ打ちに飽きてきました。


ある程度仕事に慣れてきて
「私は、こんな単純作業のために
いるのではない」と
考え始めたのです。


とはいえ、


今までさんざん転職を繰り返し
我慢の続かない自分が
彼女自身も嫌いになっていました。


もっとがんばらなければ
もっと耐えなければダメということは
本人にもわかっていたのです。


しかし
どうがんばっても
なぜか続かないのです。


この時
彼女は、とりあえず
辞表だけ作ってみたものの
決心をつけかねていました。


するとそこへ
お母さんから電話がかかってきました。


「帰っておいでよ」
受話器の向こうから
お母さんの優しい声が聞こえてきました。


これで迷いが吹っ切れました。


彼女はアパートを引き払ったら
その足で辞表を出し
田舎に帰るつもりで
部屋を片付け始めたのです。


長い大阪の生活で
荷物の量はかなりのものです。


あれこれ段ボールに詰めていると
机の引き出しの奥から
1冊のノートが出てきました。


小さい頃に書きつづった
大切な日記でした。


なくなって探していたものでした。


パラパラとめくっているうち、
彼女は
「私はピア二ストになりたい」
と書かれているページを発見したのです。


そう彼女の高校時代の夢です。


「そうだ
あの頃
私はピア二ストになりたくて
練習をがんばっていたんだ。。。」


彼女は思い出しました。


なぜかピアノの稽古だけは
長く続いていたのです。


しかし
いつの間にかピア二ストになる
夢は諦めていました。


彼女は心から夢を追いかけていた
自分を思い出し、日記を見つめたまま
本当に情けなくなりました。


「あんなに希望に燃えていた
自分が今はどうだろうか、
履歴書には辞めてきた
会社がいくつも並ぶだけです。


自分が悪いのはわかっているけど
なんて情けないんだろう。


そして私は
また今の仕事から
逃げようとしている。。。」


そして彼女は日記を閉じ
泣きながらお母さんに
こう電話したのです。


「お母さん
私 もう少しここでがんばる。」


彼女は用意していた辞表を破り
翌日もあの単調なレジ打ちの
仕事をするために
スーパーへ出勤していきました。


ところが
「2,3日でいいから」
とがんばっていた彼女に
ふとある考えが浮かびます。


私は昔
ピアノの練習中に
何度も何度も弾き間違えたけど
繰り返し弾いているうちに
どのキーがどこにあるかを
指が覚えていました。


そうなったら鍵盤を見ずに
楽譜を見るだけで
弾けるようになった。

彼女は昔を思い出し
心に決めたのです。


「そうだ私は私流に
レジ打ちを極めてみよう」と。
レジは商品毎に打つボタンが
たくさんあります。


彼女はまず、それらの配置を
すべて頭にたたきこむことにしました。


覚え込んだら
あとは打つ練習です。


彼女はピアノを弾くような気持ちで
レジを打ち始めました。


そして数日のうちに
ものすごいスピードでレジが
打てるようになったのです。


すると不思議なことに
これまでレジのボタンだけ
見ていた彼女が
今まで見もしなかったところへ
目がいくようになったのです。


最初に目に映ったのは
お客さんの様子でした。


「ああ
あのお客さん
昨日も来ていたな」


「ちょうどこの時間になったら
子ども連れで来るんだ」


とか


いろいろなことが
見えるようになったのです。


それは彼女のひそかな
楽しみにもなりました。


相変わらず指はピア二ストのように
ボタンの上を飛び交います。


そうしていろいろな
お客さんを見ているうちに
今度はお客さんの行動パターンや
クセに気づいていくのです。


「この人は安売りのものを中心に買う」
とか


「この人はいつも店が閉まる間際に来る」
とか


「この人は高いものしか買わない」
とかがわかる のです。


そんなある日
いつも期限切れ間近の
安い物ばかり買うおばあちゃんが
5000円もする尾頭付きの
立派な鯛をカゴに入れて
レジへ持ってきたのです。


彼女はビックリして
思わずおばあちゃんに話しかけました。


「今日は何かいいことがあったんですか?」
おばあちゃんは
彼女ににっこりと
顔を向けて言いました。


「孫がね
水泳の賞を取ったんだよ、
今日はそのお祝いなんだよ、
いいだろうこの鯛」
と話すのです。


「いいですね
おめでとうございます。」


うれしくなった彼女の口から
自然に祝福の言葉が飛び出しました。


お客さんとコミュニケーションを
とることが楽しくなったのは
これがきっかけでした。


いつしか彼女はレジに来る
お客さんの顔をすっかり覚えてしまい
名前まで一致するようになりました。


「○○さん
今日はこのチョコレートですか?
でも今日はあちらに
もっと安いチョコレートが出てますよ。」


「今日はマグロより
カツオのほうがいいですよ。」


などと言って
あげるようになったのです。


レジに並んでいたお客さんも応えます。


「いいこと言ってくれたわ
今から換えてくるわ」
そう言って
コミュニケーションをとり始めたのです。


彼女は
だんだんこの仕事が
楽しくなってきました。


そんなある日のことでした。


「今日はすごく忙しい」
と思いながら
彼女はいつものようにお客さんとの会話を
楽しみつつレジを打っていました。


すると
店内放送が響きました。


「本日は大変混み合いまして
大変申し訳ございません、
どうぞ空いているレジにお回りください。」


ところが
わずかな間をおいて
また放送が入ります。


「本日は混み合いまして
大変申し訳ありません、
重ねてもうし上げますが
どうぞ空いている
レジのほうへお回りください。」


そして3回目
同じ放送が聞こえてきた時に
初めて彼女はおかしいと気づき
周りを見渡して驚きました。


どうしたことか5つのレジが
全部空いているのに
お客さんは「自分のレジ」にしか
並んでいなかったのです。


店長が、慌てて駆け寄ってきます。


そしてお客さんに
「どうぞ空いている
あちらのレジへお回りください」
と言ったその時です。


お客さんは、店長に言いました。


「放っておいてちょうだい。
私はここへ買い物に来てるんじゃない。


あの人としゃべりに来てるんだ。
だからこのレジじゃないとイヤなんだ」


その瞬間
レジ打ちの女性はワッと
泣き崩れました。


お客さんが店長に言いました。


そうそう、私たちはこの人と
話をするのが楽しみで来てるんだ。


今日の特売は

ほかのスーパーでもやってるよ。


だけど私は

このおねえさんと話をするために
ここへ来ているんだ、
だからこのレジに並ばせておくれよ。


彼女はポロポロと泣き崩れたまま
レジを打つことができませんでした。


仕事というのは
これほど素晴らしいものなのだと
初めて気づきました。


すでに彼女は
昔の自分ではなくなっていたのです。


それから
彼女はレジの主任になって
新人教育に携わりました。


彼女から教えられたスタッフは
仕事の素晴らしさを感じながら
お客さんと、これからも楽しく
会話していることでしょう。


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克服方法

  1. 「生きる」リアルな目標を考えてみませんか?
    • 「生きる」具体的な目標や期限を設定し、進捗をモニタリングすることでモチベーションが維持しやすくなります。
  2. 小さなステップから始めてみませんか?
    • 大きな目標を小さなステップに分解して進めると、成果を感じやすくなります。

      これがモチベーションを維持する手助けになります。
  3. 興味を持つ活動を見つけてみませんか?
    • 興味がある活動や趣味を見つけ、それを取り入れることで楽しさが増し、継続しやすくなります。
  4. 良い環境と習慣の構築を考えてみませんか?
    • 仕事や学習スペースを整理し、良い環境を作り出すことで集中しやすくなります。

      また、ポジティブな習慣を身につけることも重要です。
  5. サポートを得てみませんか?
    • 目標達成のためにはサポートが重要です。

      友達、家族、あるいは専門家からのサポートを受けることで、モチベーションを保ちやすくなります。

編集後記

続かない原因はあなたのせいではありません。

元々人間に備わった本能だそうです。

続かない原因はホメオスタンス

変化することが普通という状態になるとホメオスタンスを味方につきます。

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